不眠症のなかに、「中途覚醒」という症状があるんです。
これは、夜中に何回か目が覚めてしまい、そのまま眠れなくなってしまうという症状です。
これが週に数回とか、何か月も続くようなら、不眠症であるということになるでしょう。
夜中に目の覚める人「中途覚醒」の特徴
夜中に目が覚める人というのはどんな人なのでしょう。
- 高齢者
- 交代制勤務の仕事に就いている人
- 睡眠時無呼吸症候群の患者さん
- むずむず脚症候群の人
その理由を簡単に説明しますね。
夜中に目がさめやすい高齢者
高齢者は、比較的に中途覚醒がおおくなります。
人は年を取ると、眠りが浅くなるのはやむを得ないことのようです。
夜中に何度も目が覚めたり、早朝に目が覚めてそのまま眠れなくなってしまいます。
夜中に目がさめやすい交代勤務の人
又、交代制勤務の仕事に就いている人は、いつも夜に寝れるという訳ではありません。
そのため身体のリズムが狂ってしまい、中途覚醒がおおくなってしまいます。
夜中に目がさめやすい睡眠時無呼吸症候群の人
睡眠時無呼吸症候群の患者さんたちも、脳に必要な酸素が届かなくなって、何度も夜中に目が覚めてしまいます。
その為昼間突然に眠気が襲い、気が付くと眠っているというような事になります。
これは、命にもかかわる事です。
夜中に目がさめやすいむずむず脚症候群の人
肌に疾患がある人や、むずむず脚症候群の人も、夜中に身体や足がむしょうに痒くなって、目が覚めてしまいます。
病気が原因の人の対処法
不眠の原因が病気だとわかったら、早めに医者に相談して、根本原因を取り除く以外に、てだてはありません。
病気以外が原因の不眠の人の対処法
病気以外で中途覚醒してしまう場合は、どんな対処法があるのでしょうか。
寝床での対処法四つ
まず、寝室は眠る場所と決めて、それ以外には使わない事です。
本を読むのも寝床の上で、という習慣もやめます。
夜中に目が覚めてしまった時は、ふとんのなかにいるのではなく、いったん起きて別の部屋へ行きます。
そして、再び眠くなったらふとんに戻ります。
寝床の脇の時計は、伏せておきます。
夜中に眼が覚めてしまった時に、「今時間は何時なのか」と、絶対に確かめない方がいいでしょう。
時間が気になると、どんどん目が覚めてしまします。
寝酒をやめる
寝酒も中途覚醒の原因となるので、やめましょう。
お酒を飲むと良く睡眠がとれるというのは錯覚です。
眠りが浅くなります。
お酒の酔いが完全に抜けてから眠る方が、深い眠りになります。
午後遅くからの水分は控える
夜中、トイレに行きたくなって目が覚めてしまう人は、昼間の水分の取り方にくふうが、必要です。
出来たら、午前中に沢山水分を摂り、午後遅くなってからは、水分は控えるようにしましょう。
入眠しやすいよう就寝1時間前にお風呂
人間の身体は、眠りに入る時に体内温度が下がるので、入浴をうまく利用しましょう。
眠る1時間前くらいにおふろに入り、身体内温度が下がる頃合いを、見計らって寝床に入りましょう。
寝室の環境を整える
寝室の環境も大事です。
音が気になる、光が明るいなどで眠りにくいことがありませんか。
- 騒音が気になる時は、ウインドウに防音シートを張る。
- 外の明るさは、遮光カーテンで光をシャットアウトする。
などの対策をしてみてください。
完璧に解決出来ないかもしれませんが、いろいろくふうすることで、眠りやすい環境になります。
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